商务日语
格助詞「に」と「で」の使い方用例
2010-12-13 06:44  点击:921


        「に」の基本的な意味は何らかの意味での「点」を示すこと。形容詞文にも多く使われます。「受身」や「使役」という「ボイス」にも使われます。

①目的地・到着点  物理的・抽象的移動  「へ」に近い
例:
     家に帰る   部屋に戻る   いすに座る
     家に招待する   棚に置く   部屋に運ぶ
     上に伸びる   天井に届く   駅前に止める  家に泊める

②存在の場所 物理的・抽象的
例:
     家にいる   結論に問題がある  
     この病気は子どもに多い

③対象 「到着点」と同じ方向性がある
例:
     人にかみつく   人に頼る 仕事に慣れる
     人に親切だ   仕事に熱中する   地理に詳しい  

 ④相手 対象の「~を」がある場合 「到着点」と同じ方向性がある
例:
     人にものをあげる
彼に文句を言う
両親に手紙を書く 

 ⑤相手 「~から」とも言える 
例:
     人にもらう
友達に借りる
先生に教わる

⑥時点 時間の一点(長くても)
例:
     2時に会う   縄文時代に発達した

⑦原因  生理的・心理的な原因が多い
例:
    物音に驚く   酒に酔う   雨に濡れる

⑧基準
例:
     親に似ている   服に合う   仕事に要る/必要だ
     私には難しい   この仕事に適当だ   駅に近い

⑨変化の結果  
例:
     信号が赤に変わる   病気になる  
    円をドルに替える   服を背広に着替える

⑩使役の対象
例:
    子供に行かせる   国に補償金を払わせる  
 
⑪受身の「元の文」の動作の主体
例:
     親に叱られる   雨に降られる   スリに財布をすられる などなど

「で」

①動作の場所
例:
     学校で勉強する   道で遊ぶ   ベッドで寝る

②道具・手段
例:
     ペンで書く   車で通う   日本語で話す 

③範囲・範囲の終わり
例:
     世界で最初だ   この中で選ぶ
     3時間でできる  3時で締め切る

④基準 
例:
     規則で決める   日本円で千円   

⑤原因・根拠
例:
     風邪で休む   声でわかる

⑥様子 
例:
     浮かない顔で   はだしで

 ⑦動作主体 
例:
     私のほうでやっておきます  私たちでやりましょう

⑧材料
例:
     木でいすを作る