
このような高齢化社会にあって、すべての国民が豊かな老後を過ごすためには、国民一人ひとりが心身ともに健康で生甲斐をもって日々充実した生活を送ることが必須であります。このために医学の分野のみならず、保健医療福祉の分野の充実・拡充が急務となっております。
今日の医療現場では、医師のみならず看護師、臨床心理技術者、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士その他の医療専門スタッフがチームを組み、一体的にケアに当たるいわゆるチーム医療の必要性が叫ばれており、それぞれの専門職の養成と資質の向上が緊急の課題となっています。
このような社会の要請に鑑み、私たちは、保健医療分野の充実を図るため「日本保健医療大学」を設立し、気品の泉源、智徳の模範を目指し「人間性(儒教の三綱五常の精神を基本とする)の高揚(人間性の復活から、人間性の高揚へ)と、共存共栄の精神(共済主義、又は共済精神)」を理想に掲げ、高度の専門性を持って幅広く活動できる医療専門職を育成し、人類の福祉と平和のために活力のあるより高度な社会の実現に貢献しようとするものであります。